テリロジー 「半公式」エンジニアブログ(仮)

株式会社テリロジー コンサルティング&ソリューション技術統括部

ラズパイでマシンルームの温度を測るの巻

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今期、念願かなってマシンルームの更改をすることになったのですが、まさにDIYの様相。パワフルな Iくんを中心にメンバーを募って、業務の合間にレイアウト変更をしたり、断捨離をしたり、まだまだネットワークの構成変更などを残してはいるものの、驚くほどマシンルームは綺麗になりました。
 
ちょっと前までは、なんと言ってよいのかわかりませんが、困った「巣」の残骸みたいなものが残っていまして、まずはそういう過去の負の遺産を破壊するところから始まって、まさにそれは駄目だった過去との決別、聖域なき構造改革(大袈裟)です。
 
なんか、どうやってゴミ屋敷ができあがっていくのかわかった気がしますね。もう何年もの間、触ってもいないものを「いつか使うかもしれない」ととっておくとか、故障した機器をラッキングしたまま放置しておくとか、まあ、そんな感じでした。
 
ときめかないものは(略
 
ボロボロで繊維剥き出しの椅子とか、十数年変えていないタイルカーペットとか、もうそんなの嫌じゃないですか。まあ、一部の人はそれが落ち着くんだ、と思っていたかもしれませんが、綺麗にしてみると、それはそれで気持ちがよいものです。
 
最近では、マシンルームで見なかった他部の人の顔もチラホラ。
 
ちゃんと耐震ラックを据え付けて、製品分野ごとに機器をラッキングして、とやってるうちに冷房の効率がよくなったのか、いままでどおりの空調設定だとキンキンに冷えて、ちょっと寒いくらいになりました。空調の温度を少しあげることで、省エネに貢献できるかな、くらいに。
 
ということで、100円ショップで買った温度計を設置して...ではつまらないので、新人のRさんの研修を兼ねて、ラズパイにUSB温度計をつけてラック付近の室温を測ろうということになりました。ちなみにこのRさん、出された課題をどんどんクリアする期待の星です。この3、4年に入社した若い人の成長は目覚ましく、たぶんワタクシなど、あと2年もすれば抜かれてしまうでしょう。
 
さて、USB温度計ですが、Amazonで買った「TEMPer」(ID=413d:2107)という中国製のものです。こいつをちょっと長めのUSBケーブルに刺し、ラズパイ(Raspberry Pi 3 Model b+)に繋げます。
 
細かい手順は他のサイト等にいろいろありますので省略していいですよね。
 
  • USBデバイスの確認(413d:2107)
  • パッケージの更新、インストール(時間掛かった・・・)
  • (USB) HID 機器との通信用ライブラリ(hidapi) をインストール
  • TEMPered(ソフトウェア)のインストール
  • コマンドの作成・・・
そんなこんなでできたのがこれ。
 

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都合3台作成。
おさるのシールを貼ってます。
 
温度計は3つとも、まあ、「個性」がある、つまり温度が高く出るもの、低く出るもの、高低のバラつきがあるので、一か所に集め、同条件で温度をそれぞれ測定して、キャリブレーションをしました(これ大事)。測定値に値を足したり、引いたり、掛けたりするわけです。
 
で、cronで定期的に温度を取得し、InfluxDBに投げて、Grafanaで可視化。ま、最近はMetabaseも流行っているし、我らがSumoLogicに投げるという手もあるんですけど、今回は定番のGrafanaで。何年か前に某通信事業者様向けにGrafanaで測定値を可視化する案件をやりましたが、そのときより、ずっとよくなってますね・・・って、Rさんに任せっきりでしたけどね。

で、各ラックにラズパイを設置。
 
ここでYIくん登場。3Dプリンタで固定具を作ってくれました。
うわ、かっけー。
 

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うわ、かっけー(再)
 
で、できたのがこれです。
 

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そして、こうして設置(仮)。
 

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Grafanaのダッシュボードがこちら。
 
室温とCPUの温度を表示しています。設定した閾値を超えると、Slackにアラートを発報するようにしてあります。
 
温度計はInfoblox、SevOneのラック周辺にひとつ、RedSeal、Rapid7、ソフトウェア開発環境のラックの周辺にひとつ、そして、Nozomi Networksと、TippingPoint、Lastlineのラックのそばにひとつ設置してあります。
 
残念ながら、ビルが古いんで空調まで自動で管理はできませんが、まあ、そういうのもやってみたいですよね。本当は社内用のデジタルサイネージや、会議室の管理をIoTデバイスとセンサーを使ってやってみたいのですが、トライしてみようかな、と。
 
普段はプロジェクトに追われ、なかなかこういう機会もないのですが、我々もコンピューティングをちょっと楽しまなければいけない、と思った次第。本来、電子工作にしろ、プログラミングにしろ、コンピュータをいじるのって楽しいことのはずですから。
 

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ということで、また。
 

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